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「うひ山ぶみ」本居宣長 岩波文庫

宣長が、大著「古事記伝」を落成した年に書いた初学者のための手引き書です。宣長はここで、暇がないからといって、年を取っているからといって、また、才能がないからといって学問をしないのは、とても残念なことだ。学問は、暇がある人より、ない人の方が却って進むものだし、年を取っていても学問するのになんの差し支えもない。才不才は天賦のことで、そういうことを気に掛けてはいけないと実に懇切丁寧に説いていきます。そうして、学問で最もいけないのは、心が折れて学ぶことを放棄してしまうことだと強調します。この書は、学問の方法について書かれた本ではありません。宣長は、学問の方法というものについてはとても懐疑的な人でした。