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エッセイ 資本主義経済考3 <リニア新幹線>

運動はどのような運動であれ、それが継続されていれば、内的にソフィストケートされる。資本主義経済という大運動も、その例外ではあるまい。現代の日本では、それが資本主義経済に付随する特徴であった「速さ」として洗練された。


リニア新幹線は、そのもっともシンボリックな表現と言っていいもので、これが、確かに富を増幅させる装置になるかどうかは、今のところ白紙のはずである。大需要→大供給の図式は後乗りとなるからである。


それとも、現代日本は速さという価値に特化して、富を生み出そうとしているのだろうか。


新幹線は、元々、飛行機の速さに対抗すべく、国鉄時代に生み出されたもので、それが、便利で速くて、時間に正確で快適で安全だということで、驚くほどの成功を収めた。従って、価格も飛行機の値段を見習っているはずで、今では、JRの95%以上の富を生み出す大変なドル箱となるに至っている。


リニアは成功するであろうが、これからの日本の経済は今後どのような走りを見せることになるのだろうか。気になるのは、わたしだけであろうか。