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おすすめ本の紹介文やエッセイ、絵、人物画、現代詩などを載せていきたいと思っています。

「ボートの三人男」ジェローム・K・ジェローム 中公文庫

イギリスのユーモア小説です。少しばかり読み辛い、丸谷才一による翻訳文ですが、イギリスならではの野性的なユーモアや皮肉が、随所に散りばめられたじつに愉快な本です。物語は、気鬱に塞いだ男が家庭医学書を読み耽り、自分はたった一つの病気を除いて、あらゆる病気に罹ってしまったと思い込む所から始まります。世にも暗い顔をして医者を訪れ、渡された処方箋には「気晴らしをせよ」と書かれていました。三人の抱腹絶倒の旅が始まります。英国版膝栗毛といっていい小説でしょう。