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おすすめ本やエッセイ、絵、現代詩などを載せていきたいと思っています。

「落第坊主の履歴書」遠藤周作 新潮文庫

遠藤周作は大学に入る前に三浪しています。自分がいかに間抜けであったか、こと細かく書かれていますが、辛辣な苦味はありません。遠藤はここで若い人々に向け、学業が不調であっても、頭が悪くても決して落胆することはない、人生は長いのだから。元に、わたしという見本があるではないかと世話好きなカトリックの神父さんのように明るいユーモアをまじえて励ましてくれます。狐狸庵先生の面目が躍如としています。他に『考えすぎ人間へ』もお薦めの好著です。