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おすすめ本の紹介文やエッセイ、絵、人物画、現代詩などを載せていきたいと思っています。

「不安と欣求」梅原猛 角川学術文庫

角川書店が企画した仏教思想シリーズの中の親鸞についての書物です。当時、新進気鋭の学者だった梅原猛が中心になって筆が執られています。論文と対談という形式で構成されていて、仏教の初心者にも読み易い本になっています。学術的に提示される親鸞像と小説として描かれる親鸞像とを繋ぐ橋がないという嘆きが語られ、親鸞の思想を知るためには、親鸞の人生に肉薄することがどうしても必要であると強調されます。親鸞の素描と言っていい本です。他に、空海、道元、日蓮の本があります。