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エッセイ クリスマス

纏まりの付かない文章になると思うが、一応書いてみたい。


イエスの誕生日が制定されたのは、三世紀頃とされている。聖書には、イエス・キリストの誕生日の記述がないことは、よく知られている。一年でもっとも日足のが短い日が、メシアの生誕日であったことにしたのは、西洋人の深い感情が込められているものと見て良いのだが。


西洋人は、良くも悪しくも、こうした世界的に知られることになる偉人たちに対して、不思議ななほど、冷淡な態度をとる。モーツァルトがどこに葬られたのか分からないのも、そのひとつである。


7月が英語でJulyなのは、ジュリアス・シーザーに由来するし、8月がAugustなのは、アウグスト皇帝に由来する。おかげで、数詞が二つずつ、ずれる格好となった。


日本人は、両月に対しては無頓着だが、ことクリスマスとなると、ガラリと態度を変える。これに反発する人も、これに与する人も、また、何も考えないではしゃぐ人にも、どこかで、イエス・キリストの影が付き纏っているようだ。迫害はキリスト教の脊髄と言っていいものである。


クリスマスが、サンタクロース伝説と混じり合った時期は、わたしは知らないが、人生の頂きものとメシアの生誕とは一体のものであるというかんがえは、西洋人には、ずいぶんとしっくり来るものだったのだろうと、勝手に推測している。


ただ、これだけ世界中の人から、良きにせよ悪しきにせよ、注目されずにはいない、イエスという男は、いったい何者だったのかという問いは、どうしても、わたしのこころの中に忍び込まずにはいない。けれども、その問いは、未だ謎めいたままではある。


一句
それぞれの思い投げかけクリスマス